笈瀬川のカッパ
名古屋駅の西に笈瀬(おいせ)通という道があります。
これは元は笈瀬川という川だったそうです。
その昔、この辺りは伊勢神宮の神領であり、御伊勢川といっていたのが表記を変えて笈瀬川になったとか。
椿神明社はJRの工事の影響で入れなくなっています。
太閤通を南へ行くと笈瀬本通商店街です。
ここで2体のカッパ像に出会えます。
もう少し南へ行くともう1体。
こちらの方には由来が書いてあります。
川で溺れた子供を助けたカッパです。
場所を移して中川区の鹽竈(しおがま)神社へ。
ここにもカッパがいます。
「無三殿(むさんど)」という名のあるカッパです。
無三殿は元々は江川と笈瀬川の合流地点にあった屋敷の名前でしたが、カッパの名前になったようです。
普通カッパといえば、人の尻子玉を抜くと言われていますが、無三殿は違います。痔を治してくれる川神様だそうです。
(『愛知妖怪辞典』には「カッパ」とは書いてないですが、神社のホームページではかっぱの神様と書いてありました)
そして、鹽竈神社から少し北東に進むと江川線沿いに水主町(かこまち)というところに出ます。
ここにもカッパがいました。
かっぱ寿司 水主町店です。
以上。
参考文献:『愛知妖怪辞典』あいち妖怪保存会 一粒書房